ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

永守氏「買収の時は、大株主がどれくらいの株を持っているかによって、買いやすさが変わってくるから、まず株主欄を見る。筆頭株主が数パーセント程度しか持っていないときは買いにくい。筆頭株主が大きな会社で、その持株比率が30数パーセントあったら「親会社と話をつければ買えるかな」といった感触がつかめる。むろん、業績も見なければいけない。業績のよい会社は売ってくれないからだ。」3月18日に投資ファンドによるTOB(株式公開買い付け)を受けたと発表した婦人靴の卑弥呼(9892)。同社の株主を見ると、筆頭株主は自己株(43.9%)、2位は柴田一社長が社長を兼任するおさむ(17.3%)、次に柴田一社長本人(14.6%)と続く。業績は近年低迷傾向で、2016年3月期の業績予想は赤字だ。永守氏が10年以上も前に語っていた条件にピッタリ。永守氏のチェックポイントは現在でも十分使えそうだ。四季報オンラインのスクリーニング機能を使って、1位株主の保有比率が30%あり、前期営業利益が減益となっているジャスダック銘柄をスクリーニングすると、卑のWEB版もっとオンラインでできること■筆頭株主の持株比率が30%以上で狙われそうな会社はこう探す※3月28日時点【作成手順】スクリーニング→「+検索条件の追加」→「株主情報」の「1位株主保有(%)」をクリック→「業績」の「営業利益変化率(前期)(%)」をクリック→「1位株主保有(%)」の最小値に「30」を入力、「営業利益変化率(前期)(%)」の最大値に「0」を入力→市場を選択を「JASDAQ」に変更→並び替えを「営業利益変化率(前期)(%)」「小さい順」に変更67