ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

イチ押しの号といえるだろう。12月に発売されるのが「新春号」だ。第2四半期(4?9月)決算を受け、今期だけでなく、より長期のモメンタムも見えてくるため、『四季報』最大の特長の一つである2期目予想についてもこの号から修正される銘柄が増えてくる。株式市場でも徐々に2期目の予想に関心が集まり始める。「新春号」は今期予想の増額、減額と同時に、来期予想に注目したい号だ。そして最後が3月に発売される「春号」。第3四半期決算を受けて制作している春号だが、業績を説明した記事欄を一読すると、この号では2期目の来期予想に完全に軸足が移っていることに気づくだろう。当然、会社側はまだ2期目の予想について何らコメントしていない。ただし、記者は取材時点における業績動向の確認と、この先もその動きが加速するのか、それとも減速するかなどを取材。その事実に基づいて独自予想を行っている。「春号」は来期業績で見たお宝銘柄を探すのにも、また、保有している銘柄はホールドか売りかを判断するのにも最適な号だ。株式投資は「美人投票」こうした結果が、読者の支持となって表れている。『四季報』は銘柄情報誌に占めるシェアは約8割と圧倒的なものになっている(当社調べ。主要書店データ提供)。『四季報』はネット証券に口座を開設していると、ネット証券のサイト内で見ることができる場合が多いので、実質的なシェアはもっと高くなるだろう。ここで重要なのは、シェアが高いということは利用者の利益につながるということだ。株式投資もある意味、趣味の世界だ。趣味なら自分の好みを優先するところだが、株式投資が違うのは、ケインズが言ったように「美人投票である」点。誰がいちばん美人かを当てるのではなく、ほかの人は誰に票を入れるかを当てるゲームだということだ。その点、シェアの高い『四季報』はほかの投資家がどの会社に投票しそうかを探すのにうってつけといえるだろう。3『四季報』で銘柄を選ぶ際のつのツボ?時間がなければまずは【見出し】と「矢印マーク」「ニコちゃんマーク」の拾い読み?年4号の特徴の違いを知れば投資がもっと楽しく?圧倒的シェアが「美人投票」の大きな武器に7