ブックタイトル週刊東洋経済サンプルトヨタ

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概要

週刊東洋経済サンプルトヨタ

トヨタと豊田社長の2500日就任直前の赤字決算から最高益更新にこぎ着ける。だが、「再び拡大局面に入りつつある今こそ危機的状況」と語り、「意思ある踊り場」を宣言した最高益更新で復活2014年3月期決算説明会新型「プリウス」発売2015.12.9撮影:尾形文繁「もっといいクルマ」の実現撮影:尾形文繁2014.5.84代目「プリウス」を発売。ガソリン1㍑で40㌔㍍超の燃費性能を達成すると同時に、弱点だった〝走り?も大幅に向上させた。新しい車づくりの手法「TNGA」を適用した第1号車種でもある業績推移世界販売が初の1000万台突破過去最高益を連続更新12131415(予)(兆円)3.02.52.01.51.00.50▲0.5次の30年へ、布石を打つ16年に米シリコンバレーに人工知能の研究開発会社を設立、5年間で1200億円を投じると発表。世界トップ級の研究者を次々とスカウトしている撮影:梅谷秀司AI研究新会社設立発表会見2015.11.6目先の問題だけではない。厳しくの自動車販売には陰りも見える。間続いた円安傾向が一段落し、世界急速に変わってきた。足元では3年自動車メーカーを取り巻く環境は豊つ田か章み男どのこ実ろ像のないで走り出したのは間違いない。タという組織が豹変し、猛烈な勢いどちらかというと保守的だったトヨが主導しているわけでもない。が、ある。個々の案件すべてを豊田社長もちろん成功とはいえない案件もと布石を打っている。本気度は高い。将来に向けても着々ップ級の人材をスカウトしており、00億円を投じる。ここでは世界ト研究センターを作り、5年間で12動いたと思えば、米国に人工知能の行し、長期保有の株主の囲い込みに野心的な「AA型種類株式」を発ンド「サイオン」の撤退も決めた。手。不振が続いていた若者向けブラ製造、販売、開発の機能集約に着米国では「ワントヨタ」を掲げ、っても構わずトライを続ける。を結んだ。うまくいかないものがあズ、独BMWなどと矢継ぎ早に提携でも、マツダ、米テスラモーター題だったものだ。一方でグループ外にも踏み出した。いずれも長年の課断し、部品メーカー各社の事業再編2016.4.9週刊東洋経済32