ブックタイトル週刊東洋経済サンプルトヨタ

ページ
4/6

このページは 週刊東洋経済サンプルトヨタ の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

週刊東洋経済サンプルトヨタ

特集/経営者豊田章男どん底からはい上がった社長就任会見撮影:梅谷秀司未曾有の赤字スタート東日本大震災2011.3.112009.6.252010.2.243代続いた非豊田家出身社長から創業家への大政奉還と騒ぐ報道陣に対し、「豊田姓に生まれたことは、私に選択権はなかった」米下院公聴会日本、そしてトヨタの危機25トヨタの直接的な被害は比較的軽かったが、サプライチェーンの断絶で生産が約3カ月停止。その後、超円高、同年秋にはタイの洪水にも見舞われたトヨタ自動車の過去10年間における(兆円)30売上高(左目盛)リーマンショックで世界が混乱東日本大震災、タイ大洪水に見舞われる20ロイター/アフロ創業家3代目の“覚醒”15105豊田社長就任、そして米国リコール問題が発生社長を辞める覚悟で渡米。公聴会では「すべてのトヨタ車には私の名前が入っている」と答える。抵抗感があった豊田家の看板をあえて使うことで、経営者として一皮むけた0営業利益(右目盛)2006年度0708091011(注)▲はマイナスを取り巻く人々の証言で迫る。像に、本誌独占インタビューや周りみどころがない。そんな経営者の実抜群の知名度がありながら、つかしているようにも見える。あえて大企業経営者の枠からはみ出やスポーツ選手とも対談する……。り自動車レースに出場し、タレント33週刊東洋経済2016.4.9またあるときは自らハンドルを握はない。ROEなどの数値で経営を語ること営者とは異なり、販売台数、利益、も抽象的なものばかり。大多数の経しょうよ」といった、正論であって「バッターボックスに立つ」「やりまも愛車といっていただけるように」っといいクルマづくり」「いつまでただそこで発せられるのは、「も言葉で語る機会を持っている。ていたが、最近では積極的に自らの就任当初こそメディア露出を控えなかなか見えてこない。だが、その経営者としての実像はそして日本の未来が懸かっている。か。豊田社長の経営手腕にトヨタ、トヨタは勝ち残ることができるのないベンチャーにまで広がる。ルや米アップル、さらには創業まもの現代自動車だけでなく、米グーグンや米ゼネラル・モーターズ、韓国か。競争相手は独フォルクスワーゲえ、高まる自動運転の波にどう乗るなる一方の環境規制への対応に加