ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

まずは下の表をご覧いただきたい。これは『四季報』記事欄の見出しでよく使われる【見出し】をプラスイメージからマイナスイメージまで5段階に分類したものだ。また、その見出しが何について述べているかも記載してある。この表を見れば【見出し】を拾い読みする際、どの【見出し】をまずチェックすべきか一目瞭然だ。「増額」と「増益」の意味はこう違う混同しがちなのが【増益】と【増額】(【減益】と【減額】)だ。【増益】とは言うまでもなく利益が前期実績より増える(3月決算会社の場合、今3月期の利益が前3月期よりも増える)こと。これに対して【増額】というのは、今期業績の予想数字が3カ月前に発売した前号での予想より増えている(同じ2016年3月期の予想利益について、今号予想>前号予想となっている)ことを意味する。つまり、理屈としては減益であっても増額となるケースもあるわけだ。期中の業績見通しの変化は、株価に大きな影響を与えるので、注目度は【増益】より【増額】のほうがはるかに高い。表では「過去実績との比較」に【増益】、「四季報前号との比較」に【増額】が分類10