ブックタイトル四季報らくらく活用
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わせて結果画面に表示しておくとよいだろう。実行するタイミングによっては、発売前の『四季報』の「ニコちゃんマーク」をあぶり出すことも可能だ。「“大幅増額”で“会社より強気”銘柄をあぶり出せ」で詳しく手順を説明しているのでこちらも参考にしていただきたい。05知っているつもり?四季報だけの「四つのPER」の使い方PERでこんなことまでわかっちゃう株式投資の基本は「安く買って、高く売る」。いくら優良な銘柄でも、株価水準が高いときに買えば値上がり益は期待しづらい。だからこそ、投資に当たっては足元の株価が割高か割安かを吟味することが重要になる。その際の基本的な指標がPER(Price Earnings Ratio =株価収益率)だ。ピーイーアールと読むことが多い。PERとは、株価を1株純利益で割った値で、要は期間利益を“物差し”にして株価水準を判断する指標。株価見通しに関係するため予想1株利益を使うのが一般的だ。たとえば、株価が2000円で、今期の予想1株利益が250円の企業があるとする。予想PERは「2000円÷250円」で8倍。大ざっぱにいえば、直近の利益の8年分を株価が織り込んでいることになる。基本的に、予想PERが低ければ株価は収益面から見て割安感があり、逆にPERが高いほど割高感が増す。ただし、株価は将来の成長期待を反映するので、伸び盛りの元気な企業のPERは高くなりがちで、反対に成熟業種の企業のPERは低くなる。PERは「人気度の尺度」という顔も併せ持つ。PERが高いということは投資家の期待度が高いということを意味している場合もあるのだ。PERが低いから割安だ22