ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

あるいはその人の持っている「資産」を基準にするかの違いと考えればよい(年収は低くても資産を持っている人はたくさんいる)。いずれにしろ、この数値が低いほど株価が割安なのはどちらも同じだ。PBRの計算には分母に1株当たり純資産を使う。純資産とは、言い換えれば会社が解散した場合に株主の手元に残る資産、つまり解散価値を意味している。したがって、PERには何倍なら割安という絶対的な水準がないのに対して、PBRは1倍より高いか低いかが割安度の一応の目安となる。『四季報』では、配当欄の下にある直近の決算実績(本決算または第1?第3四半期)時点のBPSと株価指標欄内の株価を使ってPBRを計算し、上記株価の上に掲載している。28