ブックタイトル四季報らくらく活用
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四季報らくらく活用
字に苦しみ、一部金融機関から9月末に期限が訪れる借入金の借り換えを拒まれ、運転資金に窮したことが、経営破綻の最後のトリガーとなった。7月に開示した第1四半期決算短信には「短期借入金を含む資金繰りにも懸念が生じるおそれ」と「設備借入金の借入約定における財務制限条項に抵触」しているため、疑義注記があるとしていた。なお、恒常的な営業赤字や営業CFのマイナス、資金繰りの問題などを抱えてはいるが、その改善に向け具体的な改善計画を実施している企業は、「継続企業の前提に重要事象」というリスク情報を決算短信などに記載している。こうした企業についても『四季報』は必ず当該情報を記者コメント欄に記載しているので、記述のある企業への投資には慎重な判断が必要だ。企業の経営状態において、最高の危機レベルが「債務超過」だ。累積赤字が利益剰余金のみならず、資本剰余金や資本金をも食い潰し、自己資本がマイナスになった状態を指す。この段階になると、増資などの資本対策なしには企業の存続が難しいうえ、決算期末から1年以内に債務超過を解消できなければ上場廃止となる。3投資不適格企業を見抜くつのツボ?連続赤字企業は要注意。利益剰余金も確認を!?「疑義注記」「重要事象」は大事なリスク情報?債務超過はもはや末期。上場廃止リスクも40