ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

も、あるいは広告宣伝や販売促進に多額の費用をかけなくても、高い値段で売れるだけのブランド力が備わっているのだ。ネットサービスのように運営にかかるコストが少なくて済むケースも考えられるが、いずれにせよ営業利益率が高ければ、売り上げが伸びれば、営業利益も併せて伸びる優良会社といえる。好循環会社は営業利益率の改善が続くどの会社でも同じモノを量産すれば製品1個当たりのコストは下がる。これを量産効果という。営業利益率が高いということは好採算の製品が多いということで、モノがたくさん売れれば量産効果によって、採算がさらに向上していく。営業利益率が毎期のように改善していく会社は、そうした好循環にあることを示すので、今後の成長期待が高まる。『四季報』では、業績欄を見れば最近の売り上げと利益の推移をチェックできる。売り上げ、利益ともに順調に成長しているか確認しておきたい。その際に、「台形型」に数字が並んでいたら、それはなかなか見られないお宝会社なので要チェックだ。売り上げと利益両方がこの型がベストだが、利益だけでも注目に値する。会社が急変貌するとき、売り上げと利益はケタ違いに増えてくるもの。そうして1?2期でケタが変わってくると、業績欄には末広がりの台形が現れる。急成51