ブックタイトル四季報らくらく活用
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四季報らくらく活用
弥呼を筆頭に107銘柄がヒットした。M&Aではもう一つ狙われるパターンがある。それは資産に比べて企業価値が不当に低く評価されている会社だ。無借金企業で100億円のキャッシュを持っているのに、時価総額(株価×発行済み株式総数)は50億円しかない会社があったとしよう。この会社を買収できれば50億円が丸儲けだ。株価低迷の続くこうしたキャッシュリッチ企業は、ハゲタカファンドの標的になりやすい。15年6?8月に世間を賑わせた新村上ファンドによる黒田電気の株主提案へのプロクシーファイト(委任状争奪戦)は記憶に新しい。ファンドが市場で株を買い集める過程では、株価が上昇トレンドになりやすい。市場で買い集めるには、ある程度の流動性が必要なため、売買高や浮動株比率にも目を配る必要がある。また、“騒動”が終わると人気離散で株価が調整するケースもあるので、参戦するならタイミングには注意したい。3M&Aを先回りする銘柄を探す際の?M&Aは、時間を買い、新しい成長機会を買うもの?筆頭株主が大きな会社で、業績が悪い会社が狙われる?キャッシュリッチ企業も要チェックつのツボ17外国人投資家の注目銘柄はココでわかる市場シェアは65%以上外国人投資家の売りが止まらない----------。東京証券取引所が発表している投資部門別株式売買状況によると、外国人投資家は2016年1月から13週連続で売り越し、とり68