ブックタイトル四季報らくらく活用
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四季報らくらく活用
わけ3月第2週の売り越し額は1兆1932億円と、1982年の統計開始以降で最大となった。言うまでもなく東京市場のメインプレーヤーは外国人投資家だ。同資料(15年年間ベース)によると、東京証券取引所と名古屋証券取引所の売買金額のうち67.7%を占めた。彼らが株価に与える影響は絶大であり、彼らの買う銘柄は上がり、売る銘柄は下がりやすい。日経平均株価は16年に入り大きく調整したが、最大の投資主体である外国人投資家が売り続けているのだから、必然ともいえる。外国人投資家とは日本国籍を持たない投資家のこと。具体的には欧米の年金基金やオイルマネーを運用する中東産油国の政府系投資ファンド(SWF)、ヘッジファンド米著名投資家のジム・ロジャーズ氏。日本の株式市場は外国人投資家抜きには成り立たない(撮影:今井康一)などさまざまだ。外国人投資家は国際的に企業を比較して売買するので、外国人投資家の持ち株比率が高いということは、国際優良銘柄の証しともいえる。ただし、日本株に投資しても、投資成果は自国通貨に換算して評価するので、円安になると株価が同じでも売却する場合もある。69